時効援用で借金生活からの脱却！返済しないで借金をなくす方法

部下や友達を連れて飲み歩く毎日が、自分自身を追い込むことに

酒を飲むために借金を繰り返す生活

私自身、結果的には時効の援用を選択することになりましたが、借入している当時は決してそのようなつもりはなく、しっかりと返すつもりでいたことはまぎれもない事実です。私がクレジットカード会社や消費者金融業者に手を出してしまうようになったのは、とにかく酒を飲むことが好きなことが災いしたのです。お金がなくても、部下や友達を連れて居酒屋やスナックに行って楽しむという生活を過ごしていました。

妻子がいましたが、それもお構いなしで毎日のように飲み歩いていました。仕事は普通のサラリーマンで、月収は手取りで２５万円ほどです。我が家も小遣い制になっており、毎月の小遣いは４万円ですから到底毎日飲みに行けるような立場ではありません。私は知らず知らずのうちに借入を繰り返すようになっていました。

オリコから７０万円借りたのが最初で、その後ニコスとアイフルから５０万円ずつで合計１７０万円ほどの借入をしていたのです。返済の方は３社を合わせて７万円にも達していました。当然ながら、私の収入からの返済では、立ち行かなくなってしまいました。

妻とも離婚し、会社も辞めることに

借金生活に陥ったことで、妻との関係は悪化することになりました。最終的には、口も聞いてくれない状況になり、離婚をすることに。私自身も会社に返済の電話がかかってきたことがきっかけになり、会社を辞めざるを得ませんでした。完全に返済は難しくなってしまったのです。

多額の借金がゼロに！時効の援用が多くの人に再起のチャンスを与える

司法書士に思い切って相談

恥ずかしい話ですが、借金を返すことができなくなり、アパートも追い出されることになりました。私は住み込みのアルバイトをすることで、生活をつなぐことにしたのです。

そんな生活を続けて６年位が経った時に、借金をなくすことができる時効の援用について知ることになりました。私は、司法書士の先生に怒られることを覚悟で相談することにしたのです。すると先生は、時効の援用の手続きをすることを強く勧めてくれました。時効の援用は、人生の再スタートを切るために必要な措置だと言ってくれました。費用も思ったほど高くなくて助かりました。

住民票も移すことに

司法書士に依頼することで、その後間もなく時効の援用が認められることになり、私の借金はゼロになりました。私はそれまでのように人目を避けるようにして暮らしてきたことから解放されることを何よりも嬉しく思いました。債権者から逃げる必要も亡くなったため、住民票も移すことにしました。

自業自得なのですが、借金のことを考えると何も手がつかなくていつか連絡がくるのではないか、取り立てに来るのではないかと考えることが多く、毎日の生活が憂鬱でしたが、時効の援用をすることで借金がなくなって、ようやく人並みの生活ができるようになりました。

もし同じように悩んでいる人がいれば、借金のことで不安に思ったり怖くなるのはわかりますが、まずは司法書士や弁護士など借金問題の専門家に相談してみることをお勧めします。最近、司法書士の事務所は無料で相談を受け付けてくれるところも多くなっていますので、悩んで不安に思う日々を過ごすよりは早めに相談して、借金解決の方法をレクチャーしてもらうことをお勧めします。