消費者金融からの300万円の借入が返済できなくなり自己破産した体験

消費者金融から借入れた理由と金額が大きくなっていった経緯

初めて消費者金融を利用したのは今から20年ほど前の20歳の時で、アルバイトを首になり生活費が足りなくなってしまったことがキャッシングに申し込んだ理由です。かなり緊張したのですが、自分とそれほど年齢の変わらない女性の店員の対応は非常に丁寧で、リラックスして申し込み手続きを完了することが出来ました。審査は無事合格で、わずか30分ほどの時間で5万円の借入に成功したのです。

このように簡単にお金が借りれたということから、それ以降上手くいかないことがあると消費者金融に足を運ぶようになりました。はじめはアコムだけだったのですが、レイクやプロミス、ディックなどの他の業者にも手を出すようになり、30歳の時には10社からトータルで300万円の借入があるという状況となったのです。約定返済額も10万円を超えてしまい、毎月の支払いは滞るようになりました。

自己破産を行うまでに時間がかかった理由と手続きをした結果

毎月の返済に遅れることが頻繁になり、自宅にも業者から電話が掛けられるようになりました。当然、家族にもばれてしまい、債務整理を行うことを勧められたのですが、中々踏ん切りがつきませんでした。それは、最初の借金は生活費が目的だったのですが、それ以降はパチンコなどのギャンブルがかなりの部分を占めていたからです。このために、自己破産は無理だと思い、二の足を踏んでいたのです。また、その当時は完全に無職であり、任意整理などの返済を伴う債務整理を選択する事も出来ませんでした。

自分はほとんど人生を投げたような状態で居たのですが、家族はそうではありませんでした。自宅に弁護士を呼んできて相談してみてと言われたのです。そこで、借金が300万円あり返せなくなっていることや、現在無職で返す当てがないこと、ギャンブルが借金のかなりの割合を占めているので自己破産の見込みがないこと等を正直に話したところ、初回であれば免責される可能性があると教えてくれたのです。

免責不許可になったとしても今よりはマシかもしれないと思い、自己破産手続きを弁護士に依頼することにしました。借金の内容や財産を保有してないことを証明する書類を作成して弁護士に提出する等、それなりにやらなければならないことはあったのですが、消費者金融のはしごをしたり知り合いに借金の無心をしに行くのと比較すると精神的にはかなり気楽でした。

なお、免責許可が決定されたのは手続きを依頼してから4カ月ほど経過したころです。これで返済しなくても良くなったんだとほっとした一方、もっと早く決断すれば良かったとも思いました。ちなみに、信用情報機関に登録されたのでクレジットカードやカードローンをしばらくの間利用できなくなる等のデメリットはありますが、2度とこれらを利用するつもりはないので、特に不便さは感じていません。

もしも私のように、収入に合わないような借金を作ってしまい、返済する目途が立たないという場合はまずは弁護士などの専門家に相談してみることをおすすめします。私は、相談していなければもしかしたらとんでもない状況になっていたのではないかと冗談ではなく思います。また、今の時代であれば払い過ぎていた利息を取り戻す過払い金請求という手段もあるので、私のように信用情報に傷をつけることなく借金から解放される可能性も十分に期待できます。まずは、無料で相談できる事務所に問い合わせだけでもしてみてはいかがでしょうか。