ギャンブルによる借金でも自己破産できた話

ギャンブルばかりしていて借金を背負ってしまった方の体験談

ギャンブル漬けの毎日

私は30代のフリーターです。高校を卒業してから大学受験に失敗し、それ以降はフリーターとして生活しています。そんな私が唯一楽しんでいた趣味がギャンブルでした。パチンコやスロットはもちろん好きでしたし、競馬や競艇といった予想が重要になってくるようなレベルの高いギャンブルも好きでした。

負けたら次は勝てると言い聞かせ、買ったらその勝ちがさらに大きくなるようにギャンブルへ。そんなギャンブル漬けの生活を３年ほど送り続けた結果、借金がどんどん膨れ上がっていました。フリーターということもあり、借金の額にも限度があってこれ以上借りれないので借りれるところを探しては借りて、またギャンブルをして。また借りてギャンブルをしてを繰り返していました。

最初のほうはギャンブルで勝てば借金の返済をしていましたが、次第にこの買ったお金があればもっとギャンブルができると考えるようになってしまい、返済をやめてしまいました。督促の電話や郵便もありましたが返済をしなくなったため、利息が加わり、借金をしなくても金額は膨らみ続けていきました。

親に郵便を見られたことがきっかけで借金がばれ、借金の額面や延滞金を見て、これ以上大きくなると手が付けられなくなるぞ、こんな金額の借金をどうするつもりなんだと言われ、恥ずかしながら怖くなってしまって、ダメもとで自己破産の手続きをしてみました。

借金を減らす手続きにはほかにも種類があるようなのですが、私はフリーターで返済能力がないとできない手続きのこともあって自己破産を選択。ギャンブルによる自己破産は認められないと聞いていたので、ダメだったらどうしようという不安の気持ちでいっぱいでした。

自己破産の申請は通って借金が減額された

結果的に言えば私の自己破産の申請は通りました。司法書士事務所に相談したらギャンブルによる自己破産はできないとされていても、自己破産を認めるかどうかは裁判官が判断するようで、その際に借金したことを反省しているのか、今後公正できるのかを総合的に考慮したうえで判断されると教えてくれました

自己破産をすると財産を手放さなければいけないという決まりがありますが、私には財産としての価値を付けられるものがほとんどなかったこともあり、実家暮らしなので家を手放さなければならないという事もありませんでした。そのため、何も失うことなく自己破産をすることができたという形になりました。

自己破産してよかった

私は結果的に何も失うことなく、自己破産ができたので、自己破産をして本当に良かったと思っています。仮に失う財産があったとしても自己破産を選んでいたと思います。

借金には利息だけでなく遅延損害金というものがあって、これは借金の返済が遅れたことによる罰金だと教わりました。私は複数の会社から借金をしていたため、借金していた会社の数だけ利息と遅延損害金が増えていました。借りた額とは比較にならない金額です。

もし私のように借金をしていて返済できない、していない借金があるのであれば、早めに相談に行ったほうがいいです。私は自己破産を選択することになりましたが、ほかにも借金を減らす方法があるみたいです。私が相談した法律事務所では無料で相談を受け付けてくれたので、まずは相談だけしてどうするか考えるのも手だとおもいます。使えるものは使っておきましょう。